万年カレンダー

斬新な発想で、
ケガキ処理が美しい
クールな万年カレンダーを製作

お得意先に訪問した時に、おしゃれなカレンダーを見つけ、当社独自のものをデザインしようと考えました。文字が見やすく、会社や自宅のインテリアにもなるクールなデザインを目指しました。

製作DATA

  • 使用技術/板金加工、レーザー加工、金属表面処理
  • 素材/アルミ(アルマイト処理)、ステンレス(304BA材と2B)
  • 加工日数/約1週間
  • 使用設備/ファイバーレーザーマシン、ブレーキプレスなど

工程

ブレーキプレスで精密に曲げ加工

1.
CAD・CAM(2D)(3D)でモデリングを作ります。
2.
部材をレーザーでカットした後、文字を抜いていきます。
3.
左右に動くアルミの部材の方は、ブレーキプレスで2か所を曲げてU字にします。そのU字の隙間は2mmに設定しました。ステンレスの平板の厚さが1mm、位置を固定するダボも1mmなので、左右に動きやすいように2mmの隙間を持たせています。
4.
曜日のみが未加工の状態のものが完成します。ここでは、まだ耳を残した状態です。この状態で、アルミの黒アルマイト材をファイバーレーザーでケガキ処理し、独特の風合いを出していきます。

ここが技ありポイント!

アルミの黒アルマイト材に、0.02mmごとにファイバーレーザーでケガキ処理をしていきました。すると、黒メッキを剥がしてアルミ本来の銀の素材が表れます。金属の独特の風合いがあるクールなデザインになりました。

5.
最後に耳をカットして完成です。

使用設備

ブレーキプレス(アマダ)RG-35

※参考動画はこちら

ファイバーレーザーマシン
(アマダ)FLO-3015AJ

レーザ光線で板金に穴をあけ、切断するファイバーレーザー発振器です。「ハイスピードで切断したい」「切断時の電気代を削減したい」「加工材料の幅を広げたい」などの課題を解決。今回のように、多くの加工品をスピーディーに加工していくことにも適しています。
※参考動画はこちら

私がつくりました

製造部/澤上、東山
「数字や文字が明確に視認できるように工夫しました」

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