1枚1枚、形が違う
ステンレス薄板を縦に積み重ね、
飛び出す看板に
Nissinのロゴが飛び出して見える看板プレートづくりに挑戦しました。ステンレスのブロックを削るだけでは、飛び出したように見えないので、独自にデザインしたステンレスの薄板を1枚1枚重ねてつくることにしました。果たして、どうすれば看板は立体的に見えるのでしょうか。
製作DATA
- 使用技術/板金加工
- 素材/SUS t0.5
- 加工日数/約1日
- 使用設備/ファイバーレーザーマシン
工程
1枚1枚、アルミの薄板を縦型に
積み重ねて溶接
- 1.
- CAD・CAM(3D)で、長さと形の違うデータを1枚1枚、作成していきます。
ここが技ありポイント!
この試作品のポイントは発想力です。ブロックを削ったり、薄板を横に重ねていく横積層も考えましたが、どうしても平面的になってしまいます。そこで縦に1枚1枚積層することにしました。
- 2.
- CADのデータをもとに、0.5mm厚のステンレスをファイバーレーザーマシンでスピーディーに切断していきます。
- 3.
- すべての板の下部の同じ位置に穴をあけていきます。
- 4.
- 1枚1枚縦に重ねて、下部の穴に芯を通して固定。溶接して完成です。
使用設備
ファイバーレーザーマシン
(アマダ)FOL-3015AJ
(アマダ)FOL-3015AJ
レーザ光線で板金に穴をあけ、切断するファイバーレーザー発振器です。「ハイスピードで切断したい」「切断時の電気代を削減したい」「加工材料の幅を広げたい」などの課題を解決。今回のように、多くの加工品をスピーディーに加工していくことにも適しています。
※参考動画はこちら
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私がつくりました
製造部/東山
「1枚1枚、形を変えた多数のCADデータを作ることが一番大変でした」
「1枚1枚、形を変えた多数のCADデータを作ることが一番大変でした」