職人技が生きる!
精密な曲げ加工で
文字が浮き出るプレートを製作
ブレーキプレス加工機を使い、NISSINのロゴを目立たせたプレートづくりに挑戦しました。ステンレス板を曲げて、どのように文字をつくっていくかが、この加工の一番のポイントです。また、平板と曲げ部品の結合に気を配りました。さて、うまくどのようなプレートができるのでしょうか。
製作DATA
- 使用技術/板金加工
- 素材/SUS t0.5
- 加工日数/約1日(加工のみ)
- 使用設備/小型レーザーマシン、ブレーキプレス、電気溶接機
工程
精密な曲げ加工で、文字を精密に製作
- 1.
- CAD-CAM(2D)でモデリングデータを作成します。文字によって長さの長短を測り、正確に設計することがポイントです。
- 2.
- CADデータをもとに小型レーザーマシンでステンレス板を加工し、長方形の板をつくります。
- 3.
- 薄板をブレーキプレスで曲げていきます。「N」なら1枚の板を8回曲げて、外側と内側の板を張り合わせて溶接します。
ここが技ありポイント!
精密に曲げ加工をしないと平板と、しっかり結合しないので、特に慎重に曲げていきました。また、ステンレスは板厚0.5mmと薄いので、高い溶接技術が必要です。穴が開かないようにTIG溶接で慎重に作業していきました。
- 4.
- すべての文字が完成しました!
- 5.
- 平板にはレーザーマシンでNISSINの形に穴をあけます。そこに先ほどつくったNISSINのパーツをはめ込んで溶接します。
私がつくりました
製造部/片山、宇野
「ブレーキプレスで慎重に作業していきました。また、ステンレス板厚0.5mmの溶接仕上げは、特に慎重に作業しました」