3Dレーザー加工機と
プロの職人技で
スピーディーに
斜め加工を実現
通常、レーザー加工機は面に対して垂直でしか加工できません。しかし、今回、当社はプレートに斜めから加工することに挑戦しました。さて、どのような方法で加工し、うまくできあがるのでしょうか。
製作DATA
- 使用技術/レーザー加工
- 素材/アクリルt10.0
- 加工日数/約3時間(加工のみ)
- 使用設備/3次元レーザー加工機
工程
ヘッドの角度を微妙に調整して
斜め加工を実現
- 1.
- CAD-CAM(3D) でデータを作成します。
- 2.
- データをCAMに送り、手動でプログラムを変換します。3D CAMデータを作成しなくても、加工機側でプログラムを変換してスピーディーに加工することができます。
ここが技ありポイント!
CAM側で角度をつけたデータを作成すると、操作が複雑になり時間がかかってしまいます。そこで加工機側でプログラムを変換し、ヘッドに角度をつけてスピーディーに加工する方法をとりました。当社が保有する3次元レーザー加工機は、ヘッドの角度を変えて加工できるので、微妙に角度を調整しながら、斜め加工ができます。
- 3.
- 3次元レーザー加工機のヘッドの角度を調整しながら、斜めから加工していきます。
- 4.
- NISSINのロゴを切り抜きました。透明なので、一定の角度で斜めに切り抜かれていることがよく分かります。
使用設備
3次元レーザー加工機(三菱電機)
MLI2015VZ-2513D
1530 ×1020 × 600
レーザ加工の段取り時間と加工時間を短縮して生産性を向上させた炭酸ガス3次元レーザ加工機です。ヘッドの角度が自在に曲がるので、今回のような斜めや側面への加工も可能です。
※参考動画はこちら
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私がつくりました
製造部/野田
「加工機側でプログラムを変換して角度を調整しました」
「加工機側でプログラムを変換して角度を調整しました」