こんにちは 布団から抜け出したくないHYです。
弊社は受注した製品を
加工→即納品!
といった流れも多いですが
加工→”表面処理”
を行って欲しいといった受注もかなりあります。
表面処理?
と疑問符を浮かべている皆様ご安心ください。今から不肖ながらHYが説明いたします。どうか落ち着いて席にお座りください。
表面処理は日新の業務内容とは切っても切り離せない分野です。焼肉と一緒にかきこむ白飯。カレーと一緒にかきこむライス。そのような関係です。
そんな女房役を務める表面処理とは一体何なのか。
表面処理とは製品の表面に対して行われる加工・処理の事です。代表的な例としては銅に金メッキが施してある”金メダル”がわかりやすいでしょうか。
表面処理は外観を良くするために使われると思われがちですがその他にも錆止めや耐久性を高めるなど様々な用途があります。今回は鉄製品の表面処理を中心に調べてみました!
◎鉄
●防錆目的
・亜鉛クロメート(三価・六価) 色:有色・光沢・黒
→指示されることの多い処理です。安価に素早く防錆したいというご相談でしたらまず薦めます。
三価であればRoHS指令にも対応しています。
有色は鈍色、光沢は青っぽい白色、黒は三価では少し薄い黒になります。
・黒染め(四三酸化鉄皮膜処理) 色:黒
→化学反応にて、薄くて黒い被膜を施す処理です。
表面が少し油っぽくなるのが難点。
また、ワイヤーカットの断面には被膜が乗りません。化学反応が阻害されるためです。
・塗装(メラミン焼付・ウレタン焼付・粉体) 色:無制限
→とても厚い被膜を作ることが可能です。耐塩・耐湿・耐候等、要望に応じて対応が取れます。
●外観
・クロムメッキ
→光沢があり外観は良くなります。様々な日用品や部品に使われています。
耐食性も良好です。
・カチオン電着塗装 色:黒etc
→電着処理でピアノブラックのような高級感ある仕上がりになります。
電気が通らなくなるので注意です。
今回は鉄製品の表面処理をまとめてみました! 機会があれば別の金属の表面処理もまとめていこうと思います!
以上HYでした~。それではまた~。