マシニングセンタとはなんぞや??3

皆さんこんにちは~。HYです。

前回は頼れる巨人こと五面加工機君について紹介致しました。今回は同じく”五”繋がりで五軸加工機君を紹介したいと思います!

マシニングセンタとはなんぞや?? にて紹介したCN-700D君はマシニングセンタの中では「立形マシニングセンタ」に該当しており、主にX(横)・Y(縦)・Z(上下)の3軸で加工していると記載したと思います。今回お伝えするVariaxis 730-5XII 君とVariaxis 630-5xII 君は3軸の他に+2軸(回転軸・傾斜軸)されたスーパーマシニングセンタです!

(Variaxis 730-5XII)

(Variaxis 630-5xII)

五軸加工機では加工物を”そのまま傾斜させて加工”や”旋回させて加工”など様々な方法を試せるようになりました。傾斜や旋回出来るというのは様々なメリットがあります。例えば加工面に工具が届かなかった場合通常のマシニングセンタでは手動で加工物を再取付けする必要があります。しかし五軸加工機では先述した通りテーブルの傾斜・旋回が出来る為加工物を工具に近づけて加工することが出来ます。

これにより

・特別な工具がないと加工出来なかった箇所でも通常の工具で加工が出来るようになる

・一回の加工で多面を連続して加工が出来る為、再取付けする機会が減る

  →再取付けする機会が減る為、位置ずれが起こりにくくなる

  →再取付けする機会が減る為、加工速度が早くなる

など様々な利点があります。

5軸加工にはX軸、Y軸、Z軸 + 回転 ・傾斜のすべての軸を同時に使う「同時5軸加工」と呼ばれる加工法があります。この加工法は三次元曲面など精密な加工が出来ますが高度なプログラムを作成しなければなりません。「割り出し5軸加工」と呼ばれる加工法もあり、こちらはすべての軸を動かす必要はなく 回転 ・傾斜の軸を固定して残りのX・Y・Zの軸で加工するといった方法です。同時五軸に比べると簡易的な方法になりますが同時5軸加工が割り出し5軸加工の上位互換という訳ではありません。軸をすべて動かすことにより剛性(物体の変形のしにくさを表す値)が低下し各軸のズレが起こりやすい状態になります。割り出し加工ではズレが起こるたびに微調整出来るので扱いやすいです。加工物によってより良い加工法の選択をするべきですね!

ここまで五軸加工機の紹介をしてきましたが、五面加工機との違いは

五面加工機

 ・大物加工に向いている

 ・テーブルの回転・傾斜はしない

五軸加工機

 ・多面を加工するのに向いている。

 ・テーブルが回転・傾斜する

他にも細かな違いはありますが大きく分けるとこういった違いがあります。どちらのマシニングも適切なケースで使っていきたいですね!

弊社では五軸加工機は勿論、五面加工機や他マシニングなど様々な機械設備が揃っております。

こんな試作品どうやって作ればいいのかわからない…といったお悩みがあれば是非弊社にお問い合わせください!

以上HYでした~。

 

参考URL

https://monoto.co.jp/5axismachinetool/

https://www.nakamura-tome.co.jp/2022/01/26/article_00043/

https://www.giken-sk.co.jp/business/5axis.html

https://www.nanjyo.co.jp/pickup/blog-5-sided-processing-machine-5-axis-machine-difference/

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